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【伝説の俳優】リヴァー・フェニックスについて

リヴァー・フェニックス  ヒト
出典 https://courrier.jp/news/archives/142099/

こんにちは、尋(たずね)です。

皆さんは伝説の俳優 リヴァー・フェニックスはご存知でしょうか。

1970年に生まれ、映画『スタンド・バイ・ミー』や『マイ・プライベート・アイダホ』などで

絶大な人気を誇りながら、23歳という若さでこの世を去ったカリスマ的なハリウッドスターです。

亡くなって25年以上経つ今でも抜群の存在感と繊細な演技力で見る人を惹きつけ、

作品の中で輝き続けています。

今回は永遠のスター リヴァーフェニックスの

生い立ちや短くも輝かしいキャリア、おすすめの作品を紹介したいと思います!

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リヴァーフェニックスの壮絶な生い立ち

リヴァー・フェニックス

出典https://www.myprivatecomedy.net/entry/2018/10/31/224032

 

1970年8月23日、アメリカ合衆国オレゴン州マドラスにリヴァーフェニックスは生まれました。

カトリック教徒で大工の父とロシア系ユダヤ教徒の母は

南アメリカ各地を放浪するヒッピーだったらしく、リヴァーと4人の弟妹たちも

その行く先々で生まれています。そのため正式な学校教育はほとんど受けず、

動物や自然と戯れながら育ちました。

また、両親が「神の子供たち」というカルト教団に入信し、

そこで4歳の頃に性的虐待を受けたとリヴァー本人が告白しています。

最近になって弟のホアキン・フェニックスが

「マスコミの下らない質問にうんざりしたリヴァーのジョークだった」

と打ち明けていますので真偽の程は不明です。

また、幼いころから両親を手伝い肉体労働に就き、

父が布教のため教団によって派遣された南米ベネズエラでは、

道端でギターを弾くなどして一家を支えていました。

その後、1977年に帰国し、カリフォルニア州のロサンゼルスに移り

新しい人生への再生の意味を込め、家族で本姓自体をフェニックス(Phoenix)に改めています。

そして、兄妹で小遣い稼ぎのため路上で音楽を演奏していたところをエージェントにスカウトされています。

両親のカルト宗教への傾倒、貧しい家庭に育ち学校にも満足に通えず、

肉体労働や路上でのギター弾きなどをして家計を支えた幼少期が

リヴァーのどこか憂いを帯びた演技に反映されているのかもしれません。

リヴァー・フェニックス出演のおすすめ3作品

①旅立ちの時

リヴァー・フェニックス 旅立ちの時

出典 https://movies.yahoo.co.jp/movie/14138/

旅立ちの時

公開 1988年

監督 シドニー・ルメット

リヴァーの少年から青年になる思春期を

切り取ったような作品です。

政治犯となってしまった両親と共に、

自分の素性を隠しながら逃亡を続ける

高校生の旅立ちの物語です。

家族と生きるのか、自分の人生を生きるのか。

人生の岐路に立たされた少年の心情をリヴァーが非常に繊細に演じています。

言葉は少なくともリヴァー演じる少年ダニーが人生で背負ってきた孤独や未来への苦悩が、

リヴァーの表情からごく自然に伝わってきます。

本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされており、リヴァーの代表作の一つです。

②スタンド・バイ・ミー

スタンド・バイ・ミー リヴァー・フェニックス

出典 https://www.amazon.co.jp/

スタンド・バイ・ミー』

公開 1986年

監督 ロブ・ライナー

原作 スティーヴン・キング

リヴァーを一躍スターダムに押し上げた作品といえばこのスタンド・バイ・ミーです。

オレゴン州の小さな田舎町から死体探しに出掛けた4人の少年の2日間の冒険を通して、

少年時代の特別な友情と訣別をノスタルジックに映し出した名作です。

リヴァー演じるガキ大将のクリスの複雑な家庭環境の中、

懸命に生きようとする姿と時折見せる大人びた鋭い眼差しが印象的です。

誰もが一度は経験した少年時代の切なさや儚さ、言いようのない感情を思い出させてくれる作品です。

スタンド・バイ・ミー リヴァー・フェニックス

出典 https://celeby-media.net/I0001630

③マイ・プライベート・アイダホ

マイ・プライベート・アイダホ リヴァー・フェニックス

出典 https://cinemore.jp/jp/erudition/1340/article_1341_p1.html

「マイ・プライベート・アイダホ」

公開 1991年

監督  ガス・ヴァン・サント

個人的にリヴァー・フェニックスの最高傑作と感じる「マイ・プライベート・アイダホ」

若き日のキアヌ・リーヴスとリヴァー・フェニックスが共演したロードムービーです。

父親と面識もなく、12歳で母親に捨てられた過去を持ち、

さらに発作的に深い眠りに陥ってしまうナルコレプシーの青年マイク(リヴァー・フェニックス)

が、キアヌ・リーブス演じる友人スコットと共に自身の母親を見つけるために

アイダホへと出発するさまが描かれています。

売春 同性愛 近親相姦 ドラック など重いテーマを扱いながら

ストリートで暮らす若者達の痛みや切なさ、葛藤を指摘な言い回しと繊細な映像美で表現しています。

ウィリアム・シェイクスピアの『ヘンリー四世 第1部』『ヘンリー四世 第2部』『ヘンリー五世』の

三つの戯曲を原作としているため、ところどころ劇画調になったり戯曲的な言い回しが垣間見えます。

リヴァー・フェニックス演じるマイクの

孤独で悲壮感漂う、儚げで、壊れてしまいそうな雰囲気は

まさにリヴァー・フェニックスにしか演じることが出来ないように感じます。

ドラックを吸う描写など、リヴァー自身の人生と重なるシーンが多く胸が痛くなります。

旅の途中の焚き火での想いを伝えるシーンは切なく、

映像、言葉全てが美しく演技であると感じさせないほどです。

一見の価値のある名作です。

劇中の登場人物のファッションも格好良く、

ナンバーナインの08AWシーズンではこの映画をオマージュしたLOOKも登場しました。

ナンバーナイン マイ・プライベート・アイダホ

出典 http://number-n-ine.seesaa.net/upload/detail/image/00010f-47bbe-thumbnail2.jpg.html

 

リヴァー・フェニックス マイ・プライベート・アイダホ

出典 https://www.amazon.co.jp/CRITERION-COLL-OWN-PRIVATE-IDAHO/dp/B011SDC186

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は伝説の俳優リヴァー・フェニックスについて紹介させていただきました。

親友だったジョニー・デップが共同経営しているクラブにて

ヘロインとコカインの過剰摂取による心不全で急死から今年で27年。

端正な顔立ちと、俳優の才能と高い演技力を評価されていたリヴァー・フェニックス。

死の原因はわかりませんが、周りが知らないところで心の闇を抱えていたのかもしれません。

しかし、リヴァーは作品の中で今も変わらぬ輝きで生き続けています。

ぜひ、リヴァー・フェニックスの作品をご覧になってみてください!

きっとなにか感じることがあるかと思います!

最後に貴重なインタビューの動画を!

尊いと感じるほど美しいです。

リバー・フェニックス インタビュー(1988年)

ではまた次の記事で!

 

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