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【読書】10月に読んだ3冊の本の紹介

読書 10月 モノ

読書 10月

こんにちは、尋(たずね)です。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先月に「9月に読んだ本」として3冊の本を紹介したのですが、

友人にも同じ本を紹介したところ、「村上T」読んだよ!と報告を先日もらいました。

楽しく読むことができたそうで、収集癖に目覚めそうだ、と言っていました笑

10月は仕事が忙しく、なかなか読書をする時間がとれませんでしたが

なんとか通勤電車の中や、立ち寄ったカフェで少しずつ読むことが出来ました。

読書をする時間は私にとってすごく大切で、心のリフレッシュになっています。

読書していると、場所こそは移動していないのですが、本の世界を想像することで

日常にいながらも、非日常的な感覚や考えにふれることができ、『動かない旅』ができます。

こんなご時世なので、できるだけ多く『動かない旅』を楽しみたいなと思います。

さて、今回は先月に引き続き、10月に読んだ3冊の本について本日は紹介してみたいと思います!

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① 植草甚一 『ぼくは散歩と雑学がすき』

 

 

1冊目は、植草甚一さんの『ぼくは散歩と雑学がすき』です。

『サブカルチャーの教祖』と呼ばれた

欧米文学、ジャズ、映画の評論家の植草甚一さん(通称 J・J氏)のエッセイ集です。

私がカルチャー好きと知り、知人が勧めてくれた1冊です。

海外の書籍や雑誌の記事の紹介や1950年代〜70年のカルチャーについて

J・J氏の解釈で生き生きとした文章で書かれています。

50年前の話なのに、当時の時事的な内容をその場でJ・J氏に語って頂いているような感覚で

すらすら読むことが出来ました。

私の勉強不足で時代背景のわからないところは調べながら読んだのですが、

その作業も含めて楽しく読むことが出来ました。

何より、文章の節々からJ・J氏の『好き』が伝わってきて、なんだか嬉しい気持ちになります。

個人的には、大好きな映画監督『スタンリー・キューブリック』の

映画監督になるまでの紆余曲折を書いたエッセイが好きでした。

ぜひ、興味のある方は読んでみてください!

 

植草甚一 j.j氏

60年代後半から70年代に若者からカルト的な人気を集めた植草甚一氏 出典 http://whispernot.cocolog-nifty.com/jazz/2019/08/post-718fce.html

② 村上春樹 『カンガルー日和』

 

 

 

2冊目は村上春樹さんの『カンガルー日和』です。

村上春樹さんの初期の短編小説集で、1983年に創刊されました。

こちらは1981年〜1983年に『トレフル』という雑誌に

連載された短編をまとめた1冊になります。

村上春樹さんのデビューが『風の歌を聴け』の1979年になるので

カンガルー日和』は極めて初期の作品といっていいと思います。

1つ1つの話は短く、あっさりとしていて読みやすいので

私は通勤時に1話ずつ大切に読んでいました。

『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』という短編が印象的でした。

”4月のある晴れた朝、「僕」は100パーセントの女の子とすれ違います。

大して美人でもないし、年は30近いくらいですが、

とにかく自分にとって「100パーセント」だということが直感的にわかります。

しかし「僕」は話しかけることはしません。”

といったシンプルな内容なのですが、なぜか妙に記憶に残りました。

後から知ったのですが、人気の高い短編で何度か映像化もされたようです。

また、少し長めの「図書館奇譚」にはおなじみの『羊男』も登場し、

その後の小説に繋がっていくモチーフを見つけることができます。

気軽にすらすら読むことができるので、村上春樹さんの作品を初めて読む方にもおすすめの1冊です!

③ POPEYEBOOKS 『二十歳のとき、何をしていたか?』

 

 

3冊目はマガジンハウスから出版されている、『二十歳のとき、何をしていたか?』です。

雑誌『POPEYE』が、2017年3月号、2018年3月号と、2号作ってきた好評の特集を1冊に再編集した1冊です。

坂本龍一、井上陽水といった著名人ほか、パラリンピアンや、写真家や現代芸術家、

地方を拠点に生きるクリエイターなど、

総勢95名に、『二十歳のとき』について聞いたインタビューがまとまっています。

今でこそ著名人で、結果や実績を残した人でも、

若いときはふらふらとしていたり、貧乏でどん底だったり、世界中を旅したりして

みんなはじめから上手くいったり成功しているわけではないんだなと思う一方で

全員が『自分のぶれない信念を持ち、それに沿って行動し成功している』という

共通点があることに気がつきました。

やっぱり自分の人生を堂々と生きている人たちは、輝いていますし

並大抵のことがあっても乗り越えることができます。

もちろん、誰もが好きなことだけを追い求められるわけではないけど、

好きなことさえ見つけられないことはもっと不幸であると思います。

私は20歳ではなく、26歳ですが、もっともっと失敗を恐れずに、

多方面にアンテナを張っていろいろなことに挑戦していきたいと思いました。

やっぱりインタビュー記事が好きだなあと思った1冊でした。

本日のまとめ

 

10月に読んだ本 植草甚一 村上春樹 POPEYE

いかがだったでしょうか。

10月は、エッセイに短編小説、インタビュー集と一つ一つが短く区切られている本を読んだ月でした。

通勤中や寝る前、仕事の休憩中のスキマ時間に読めるおすすめの本たちです。

皆様の本選びの参考になれば嬉しいです。

ぜひ手にとって読んでみてください!

本日はこのへんで終わりたいと思います。

ではまた次の記事で!

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